巨大太陽フレア爆発を正確に予測する物理モデルの開発に成功

本領域代表者である草野完也教授(名古屋大学宇宙地球環境研究所所長)が率いる研究グループは、巨大太陽フレア爆発をその位置まで正確に予測する物理モデルの開発に世界で初めて成功しました。この研究成果論文は2020年7月31日付米国科学雑誌Scienceに発表されました。詳しくは下記の記事をご覧ください。

【解説記事】http://www.pstep.jp/wp-content/uploads/2020/07/ISEE_WEB_J_20200726a.pdf
【論文情報】
  雑誌名:Science(Vol. 369, Issue 6503, Pages 587-591, 2020年7月31日)
  論文タイトル:A physics-based method that can predict imminent large solar flares(差し迫った巨大太陽フレアの予測を可能とする物理学的方法)
  著者:草野完也(名古屋大学宇宙地球環境研究所 所長・教授)
    伊集朝哉(国立天文台太陽観測科学プロジェクト 特任専門員)
    伴場由美(名古屋大学高等研究院・宇宙地球環境研究所 特任助教)
    井上 諭 (名古屋大学宇宙地球環境研究所 協力研究員)
  DOI: 10.1126/science.aaz2511
https://science.sciencemag.org/content/369/6503/587

第24太陽周期最大の太陽フレア(X9.3クラス)が発生した2017年9月6日の太陽面磁場とフレア予測点及びフレアの初期発光画像。
A: 同日11:45(世界標準時)の太陽面磁場、白と黒は紙面外向きと内向きの磁場強度をそれぞれ表す。B: 最大フレアが発生した活動領域(AR)12673の太陽面磁場の拡大図と本研究で理論的導かれた太陽フレアの予測点。黒線は磁気中性線(太陽面磁場の極性が反転する境界線)。C: 同日11:52(世界標準時)に発生した巨大太陽フレアの初期発光をSDO衛星AIA1600Åで観測した画像。緑線は磁気中性線。比較のため地球の大きさを示している。B及びCは本研究の発表論文(Kusano et al. 2020 Science)Fig.3をもとに作成。