研究集会開催案内
PSTEP・ISEE研究集会「太陽地球圏環境予測のためのモデル研究の展望」 第2回

  • 日時:2018年2月26日(月)〜 27日(火)
  • 会場:名古屋大学 環境総合館エントランスホール1F
  • 太陽地球圏環境は、太陽・太陽圏・地球電磁気圏・大気圏からなる複雑なシステムであり、その変動はしばしば人間社会にも多大な影響を与えます。そのため、太陽地球圏の変動を正しく理解し、正確に予測するために、先進的な数値モデルの研究開発が求められています。

     本研究集会は、太陽地球圏環境予測モデルの現状と課題及びその展望を、分野を超えて幅広く議論することを目的とし、新学術領域研究「太陽地球圏環境予測:我々が生きる宇宙の理解とその変動に対応する社会基盤の形成(PSTEP)」と名古屋大学太陽地球環境研究所(ISEE)の共催にて開催するものです。各分野の専門家を招き、各モデルの課題・予測に関する新技術・モデル評価の取組みおよび手法、国際的なモデル研究の将来計画についても集中した議論を行ないます。今回は、前回取り挙げなかった太陽地球圏環境の長期変動や放射線帯モデルの研究について特に集中した議論を行ないます。また、今回は、2017年9月初旬に全国ニュースで取り上げられました活動領域AR12673での太陽活動にともなう現象について、モデル研究者と観測研究者を交えた集中的な議論をテーマのもう一つ軸として開催させていただきます。

  • プログラム:
  • 2018年2月26日(月)
    9:00–9:10 General Introduction
    ・研究集会SOC 趣旨説明 (10)

    9:10–10:10 長期変動セッション1
    ・今田晋亮,PSTEP次期太陽周期活動予測グループ
      次期太陽周期活動予測に関するこれまでの結果と今後の展望 (60)

    10:10–10:20 休憩 (10)
    10:20–10:50 ハザードマップセッション
    ・石井 守
      極端現象に対応するためにモデルに求められること (15)
    ・討論 (15)

    10:50–11:35 太陽フレア予測
    ・Sung-Hong Park, KD Leka, Kanya Kusano
      Operational Flare Prediction: Preliminary Summary from the recent ISEE (CISR) /PSTEP Workshop and the Implied Modeling Challenges (15)
    ・西塚直人
      機械学習で巨大太陽フレアはどこまで予測できるか? (20)
    ・討論 (10)

    11:35–12:40 昼食 & 休憩

    12:40–14:40 2017年9月AR12673セッション:太陽フレア・太陽圏1
    ・研究集会SOC
      2017年太陽フレアイベントのサマリ (10)
    ・鳥海 森
      NOAA12673に関する活動領域形成シミュレーション (20)
    ・伴場由美,今田晋亮
      2017年9月6日に発生したXクラスフレアのトリガに関する観測データ解析 (20)
    ・井上諭,Sung-Hong, Park
      活動領域12673の電磁流体力学モデリング (20)
    ・徳丸宗利,Sergey Tyul’bashev, Igor Chashei
      2017年9月に発生したHalo CMEイベントに対する日本とロシアのIPS観測結果 (20)
    ・草野完也,Johan Muhamad,石黒直行,伊集朝哉,井上諭,伴場由美
      ダブルアーク不安定性の臨界条件に基づく太陽フレア予測の試みについて (20)
    ・討論 (10)

    14:40–15:40 ポスターセッション
    ・ポスター紹介 (〜14(2分×7件) )、自由討論

    15:40–16:45 2017年9月AR12673セッション:電離圏
    ・津川卓也,西岡未知,加藤久雄,石井 守,新堀淳樹,大塚雄一
      2017年9月のXクラスフレアに伴う電離圏変動の観測 (20)
    ・松村 充,塩川和夫,大塚雄一,品川裕之,陣 英克,三好勉信,藤原 均
      AR12673で起こった太陽フレアに対する地球電離圏の応答のシミュレーション (20)
    ・垰 千尋, 陣 英克, 品川裕之, 藤原 均, 三好勉信, 松村 充
      GAIAの極域電場・粒子降込の改良と2017年9月イベントへの適用 (15)
    ・討論 (10)

    16:45–17:20 全体討論(国際情勢・国際連携を含む)
    18:00–20:00 懇親会

    2018年2月27日(火)
    9:00–10:30 2017年9月AR12673セッション:太陽圏2
    ・林 啓志
      太陽光球面ベクトル磁場の時系列データをもちいた太陽活動領域と太陽コロナのMHDモデル (15)
    ・塩田大幸,八代誠司
      SUSANOOを用いたAR12673で発生したCME伝搬のモデリング (20)
    ・岩井一正
      IPS観測データの太陽風・CME予測モデルへの応用方法の検討 (15)
    ・村木 綏,古賀清一,神谷浩紀,松本晴久,増田 智,柴田祥一
      2017年9月のフレアに伴って観測された太陽中性子8例の紹介 (15)
    ・佐藤達彦,片岡龍峰,三宅晶子,塩田大幸,久保勇樹 (代読:塩田)
      2017年9月10-11日のGLEイベントにおける被ばくについて (15)
    ・討論 (10)

    10:30–10:40 休憩 (10)
    10:40–11:40 長期変動セッション2
    ・浅井 歩
      太陽紫外線変動研究の現状・課題・展望+議論 (60)

    11:40–13:00 昼食 & 休憩 & ポスター・ビューイング

    13:00–13:50 2017年9月AR12673セッション:GIC
    ・中村紗都子,海老原祐輔,藤田 茂,後藤忠徳,山田伸明,亘 慎一,大村善治
      日本の500kV送電網に流れる地磁気誘導電流(GIC)に関する,3次元の地下電気伝導度構造を考慮した時間領域での再現計算 (20)
    ・海老原祐輔
      日本の数値GICモデルの開発に向けて~太陽から地下まで~ (20)
    ・討論 (10)

    13:50–15:50 放射線帯セッション
    ・三好由純,三谷烈史
      放射線帯モデリングの現状とあらせの観測 (40)
    ・坂口歌織,長妻 努,東尾奈々,高島 健,三谷烈史,松岡彩子,三好由純,篠原 育,能勢正仁
      あらせ衛星の準リアルタイムデータを利用した放射線帯変動予測モデル (30)
    ・休憩 (10)
    ・齊藤慎司,三好由純
      グローバル放射線帯モデルに対する非線形電子散乱モデル開発の ・現状と課題について (30)
    ・討論 (10)

    15:50–16:20 磁気圏電離圏結合セッション
    ・中溝 葵,吉川顕正
      磁気圏MHDシミュレーションにおける電離圏Hall分極場の 磁気圏構造/ダイナミクスへの影響(仮) (20)
    ・討論 (10)

    16:20–17:00 総合討論 (40)

  • ポスター発表:
  • ・金子岳史,草野完也
      太陽プロミネンス形成及び噴出の磁気流体シミュレーション
    ・三宅洋平,桐山武士,加藤雄人,臼井英之
      プラズマ環境時間変動を考慮した衛星帯電モデリングに関する考察
    ・新田伸也,近藤光志,丸山翔矢
      非対称磁気リコネクションの新しい描像
    ・横山竜宏
      プラズマバブルモデルの高解像度化
    ・藤田 茂,村田友香,小山崇夫,馬場聖至,藤井郁子
      GAIAで計算されるSq磁場変動と観測の比較
    ・陣 英克,三好勉信,藤原 均,品川祐之,垰 千尋,松村 充,安井良輔
      大気圏電離圏結合モデルGAIAによる長期シミュレーションの検証と改良
    ・尾花由紀, 丸山奈緒美, 能勢正仁, 新堀淳樹,宮下幸長,松岡彩子, 寺本万里子, 野村麗子, 藤本晶子, 田中良昌,篠原 学, 三好由純, 篠原 育, 熊本篤志, 土屋史紀, 松田昇也, 笠原禎也
      2017年9月7日磁気嵐イベント中のプラズマ圏変動

  • SOC:
  • 吉田康平(気象研究所)、藤田 茂(気象大学校)、
    櫻井 隆(国立天文台/東京工業大学)、
    吉川顕正(九州大学)、余田成男、海老原祐輔(京都大学)、
    塩田大幸、品川裕之、垰千尋、中溝葵(NICT)、
    草野完也、三好由純、今田晋亮(名古屋大学)

  • 主催:
  • ・新学術領域研究「太陽地球圏環境予測:我々が生きる宇宙の理解とその変動に対応する社会基盤の形成(PSTEP)」(代表:草野完也)
    ・名古屋大学宇宙地球環境研究所